校長の恋愛・人生相談室

No.673

彼氏との子供を中絶し、関係も不安定で、どうしていいか分からない

初めての相談です。
長文ですがよろしくお願いいたします。

私は29の独身女性です。批判されるかもしれませんが、私は夜のお仕事、風俗業をしていました。今年二月頃からそのお店のスタッフの方とお付き合いしていました。

彼は32歳独身で、最初の1ヶ月は半同棲をしており、夜職のわりに真面目な方で真っ直ぐで何もない時に花束を買ってきてくれたり、私が落ち込んでいると予定をキャンセルして帰ってきてくれたり、凄く愛されていて、幸せでした。
次第に将来も考え仕事を辞める為に、頑張っていました。

しかし3月頃に彼が病んでしまい、帰ってこなくなり同棲は解消されました。昔に仕事で人に裏切られ半年ほど引きこもり、自暴自棄になって夜職に入った為、仕事に対して悩んでおり彼の親にも仕事を言えないで疎遠状態で精神的に不安定だったようで、私の事も仕事辞めさせたいのに自分の経済力がない事や、仕事のストレスなどがきっかけで爆発してしまったようです
連絡などは毎日していて、週1回プライベートで会う形になり、私に何もしてやれないといつも言われました。私は不安になりながら、ささえていこうと思い泣きながらでもついていきました。五月頃には関係も少しですが安定し、1~2年後にはお互い仕事も上がり結婚しようとまで口約束ですが言ってくれました。
不安定ですが幸せでした。

しかし6月頭に妊娠している事が分かり、以前からもし妊娠したら産もうと言ってくれていたので私は望んでいた結果で不安ですが凄く嬉しかったです。
しかし彼に伝えると、今仕事を辞める事が出来ない、諦めてほしいと言われ私はどうにかならないかと、毎日泣いて話をしました。

最終、親と縁を切る形でいいなら産もうと言われました。

私は彼と両親がまた仲良くしてほしかったために、それに即答は出来ず、1人で産める方法をずっと考えていました。しかし経済力や色々な事情でシングルでやっていく事も出来ずに中絶する事を選択しました。自分で納得していなかった為、それからは不安定になり、毎日泣き、地獄のような日々でした。

彼も最初の頃は会いに来てくれたり連絡をまめにしてくれていましたが、中絶の日取りが決まった頃から、段々避けられるようになり、会えなくなり、連絡が取れなくなり、何度も話をしたいとお願いしましたが最初休みの日も仕事だと嘘をつかれていた事も分かりました。踏ん切りがつかず、手術の日も二週間ずらしました。気が狂いそうになってしまい、何度も連絡をし、勝手に家に会いに行って大喧嘩して、泣いて謝ってくれ、それからは何度か時間作ってくれて、手術の日を迎えました。私も決断した事なのに、手術後現実を受け止められず情緒不安定なってしまい毎日泣いて家で1人で過ごしました。しかし彼への気持ちも残っていて、会いたい、そばにいてほしいとお願いしましたが、忙しかったり疲れていたりでなかなかきちんと会える事が出来ずに彼にこの先待っていてくれとは言えないと言われ、辛すぎて勢いで距離を置こうと私から言ってしまいました。でも彼が好きで会いたくて悲しくて、どうしていいか分かりません。

彼とは今でも心配してくれたり、連絡は毎日とっています。
彼も「私の事は今でも愛してる、でも中絶に追い込んだのは俺で自分がしんどいばかりで私の気持ちなんか考えなかった。本当に辛い思いをしたのは私で、何もしてやれない、あまり寝ていなかったり疲れていたり、でも私の笑ってる所思い出したり、会いたいと思っているけど、自分は何も出来ないと思うとブレーキがかかってしまう。今まで出会った中でお前は1番で本当に愛してるからどうしたらいいか分からない」と言われました。
私は、大事な時に逃げる人はこれからもそうだし、本当に大事なら行動するだろう、自分を守りたいのだろうと頭では分かっていても、信じたかったり離れられなかったり自分をコントロール出来ません。

赤ちゃんを諦めた事もフラッシュバックしたり、自殺しようと考えてしまったり、自分が自分でなくなりそうです。でも離れられなくて、今でも毎日連絡をくれてる彼を信じてもいいのでしょうか?苦しくて、悲しくて辛くて、どうしたらいいのでしょうか?

まだ前に進めないのです。
何かアドバイスお願いします。

校長

彼に腹をくくらせる良い機会では本当に地獄だったろうなと思う。彼にも余裕がなかったのは分かるが、中絶を選ぶにせよ、彼にも痛みを分かち合ってほしかったよな。連絡が取れなくなったなんて展開は本当に最悪で、彼は無責任の極みだったと思う。

まずは、一人でよく頑張ったな、と言いたい。産もうとしたこと、彼となんとか連絡を取ろうとしたこと、たくさん悩んで地獄の日々を過ごしたこと。それで全ての責任を全うしたとは言わないが、死に物狂いだった日々はお天道様が見てるから。そうやって罪悪感とか喪失感に苦しみ抜くことが、中絶を選ぶ人の、せめてもの償いであり罰の受け方なのかなと思う。宗教的なことを言いたいんじゃなくて、君の心のためにも、そうやって苦しみ抜いたことが大事だし必要なことだったと思うから。

まだしばらく引きずるだろうけど、しばらく失ったものに苦しんだら、前を向いてほしいなと思う。このことから不幸になるんじゃなくて、このことを踏まえてどう幸せになるかが大事だから。君が幸せにならなかったら、それこそ失われた命がかわいそうだと思う。幸せになっていいどころか、ならないといけないな。

それで彼のことだけども。

彼は卑怯だったけれども嘘を言っているとは思わない。ただ弱いだけ。しかしそのタイミングで「弱い」のは、もはや罪だよな。もっと彼には悩み苦しんでもらわないといけないし、罪を償ってもらわないといけないと思う。

以下コピペするなよ。自分の言葉で、こういうことを言ったらどうか。手紙でもいいけど。

「本当に私のことをそんなに大切に思ってくれているなら、大事なときに逃げないでほしかったけど、過ぎたことは仕方がない。でも、これから償ってもらわないといけない。もう弱いとか自分には何もできないとかは許されない。私の責任はもちろんあるけど、その弱さや覚悟のなさのせいもあって中絶したんだから、その責任を取らないといけないと思う。私は、あなたと幸せになりたいし、あなたにも幸せになってほしいし、あなたにはそのために死に物狂いで頑張ってほしい。その結果、何もできませんでした、なら私は何の文句も言わない。それと、失った命のことをときどき思い出して、一緒に弔うというのを、これから続けていってほしい。そうやって今回のことを無駄にしないで、一緒に悩みながら生きていきたい。何度も言うけど、もう『自分には何もできない』は許されないし、腹をくくってほしい」

以上。

彼を責めるだけではなく、その罪悪感を前進力に変換できたらいいなと思うんだが、どうだろうか。

(感想があればこちらへ advice@rennai.ac