父親がいないことを友達などに言えない
こんにちは、17歳女です。
この前、好きな人と家族の話になりました。
二人で話してたんじゃなくて、授業で班になってて、そのときにたまたまそういう話になりました。
好きな人に、『お母さんどんな人なの?』って聞かれて、『こわいよー(笑)』みたいなこと言ってて、その次に『お父さんは普通なの?』と聞かれました。
でも私には、父がいません。
生まれたときから、私の側に父という存在はいません。理由は何も知りません。母も何も言ってこないし、自分からは聞きたくないです。
小さい頃に『川で拾ってきた』と言われて、信じてましたが、アルバムとか見てたら母が出産してる写真があり、やっぱり違うんだなと思って以来、私は何で父がいないんだろうって思い始めました。
私が生まれる前に亡くなってるなら、墓参りくらいは行くだろうけど、1回も行ったことないです。
離婚が一番あり得るけど、じゃあ何で別れたんだろうとか考えたら、モヤモヤするのであまり考えないようになりました。
小さい頃は、父がいないことを友達に言っていましたが、成長するにつれて、いろんな知識が増えたり、回りに言ったときの『あ、ごめん』みたいな雰囲気がすごく嫌いで言わなくなりました。また、母子家庭であることを、心のどこかで恥ずかしく思ってるのかも知れません。母は、一人で私をちゃんと育ててくれたのに、私は最低な子供です。
高校の友達で知ってる人は2、3人くらいしかいません。今のクラスの友達には1人も言ってません。たまに親の話をするときに、父のことを振られたら、適当に流してます。
ちょっと前置きが長くなりましたが、私は仲のいい人にさえこの事を言ってないので、罪悪感を感じてます。
友達が、私に父がいないことくらいでいじめたり哀れんだりするとは思ってないけど、どうしてもいる体で話してしまいます。
好きな人と話したときも、いる体で話しました。まぁ、好きな人はただ私が一方的に好きだから別に話す必要はないと思ってます。
今の友達とは、卒業しても仲良くしたいと思ってるし、これから大学にいって新しい友達ができたときも、何も言えないままになるのかと思うと、自分に嫌気がさします。
それとも私は考えすぎてますか?
周囲の人がそのことで君をどうこう思ったりはしない母親はずっと触れないつもりなのかな。まぁ何か方針があるのかもしれない。二十歳になったら言おう、とか思う人もいるしな。視野が広がったときに、事情も考えるような年齢になったときに、とか。
君の中で、父親のことをどう処理し、どう呑み込んでいいか、よく分からないんだろうな。母親も触れてこないし、何も分からないから、父親がいないということにうまく意味づけとか結論づけができない。例えばすごく悪い人で話題に出さないほうがいいのか、実は実直だったけれども止むを得ない事情でそのことを出せないのかとか、何も分からないから、すごくモヤっとしているんだと思う。
友人などに話せないとか、いる体で話してしまうのも、例えば話すとしても自分でもどういう捉え方をしているのかいまいちはっきりしないしスタンスが定まらないからってのも大きいと思うんだよな。もちろん、周囲の反応が、腫れものを触るかのようなものになるのも傷つくとか空気が難しいから嫌だ、というのもあるだろうけども。
「それとも私は考えすぎてますか?」
ってのはそうだと思うけれども、仕方がないとも思う。周囲はそんなことで君のことを上げたり下げたりは絶対にしない。けれども、周囲も、そのことの温度感が分からないんだよな。すごく苦しいことで気持ちを察するべきようなことなのか、それとも乗り越えていることなのか、どういう位置づけなのかやどういう重さなのかがよく分からない。君自身がいまいち分からないのだから周囲も分かるはずがないよな。だから、空気が難しくなってしまう。周囲の人は腫れものを触るかのように、反応に困る。
校長がそういうことを言われたら、普通に、それって君としてはどうなの、何か苦しんだり、あんまり触れたくないとか、そんなに今は大きな問題になってないとか、そういうのはあるの?とか聞くけどな。みんながみんなそういうわけにもいかない。
だから周囲の反応が難しいのも仕方がない。そこだけは仕方がない。とにかく君自身がどうこう思われるということはないから。
「空気が難しくなるからあまり言いたくないんだけどさ」「私自身もよく分からないんだけど」とか言いながら話す人もいるよな。まぁそのあたりは、話す相手にどういうスタンスでいればいいのかの手掛かりを与えることになるし、どう伝えるかは手探りだな。
君の中でなんらかの決着、心の決着がつけばまた違うと思うんだが、それはかなりの大仕事になるだろうし覚悟もいることだ。そういう根本解決をすればこの相談の内容もすっきりするだろうけども、そういう根本問題はすぐにどうこうという話ではないし深い問題だから、この問題自体は方法論的に工夫で「とりあえずの解決」をしたほうがいいだろう。