彼氏と別れたが、つらいし復縁したい
校長先生。
19歳女です。
昨日、2ヶ月付き合ってる彼氏と別れました。
と言っても、私はまだ納得しきれてないんですけど…
私のこと嫌いになったわけではない、好きだし、私とメールすることに億劫さを感じたり、いらいらし始めて、日常生活にもいらいらして余裕がなくなって辛いからと言って別れを切り出されました。
(元々、付き合っていても毎日メールや電話をすることが嫌だと言っていました)
私が悪いわけではない、悪いのは俺なんだ。
私が止めてもこの決断は揺るがないと。
最近、「ちょっといろいろ考えてるから待ってて」とメールで言われて何のことかと聞くと「自分自身のこと」と言っていたり、怒りっぽかったりしておかしいなと思っていましたが、まさか別れを言われるとは思いませんでした。
昨日、彼の前でたくさん泣きました
彼の前で泣くのは初めてでした。
それに、初めて喧嘩しました
だけど、頑張って笑わせたりしてお互いたくさん笑いました。思い出話とか。
だけど私は、別れたくなかったです。別れないで、せめて今は距離をおいて、お互い冷静になりたかった。
なにより、一人になるのが怖いんです。前の彼氏と別れたとき本当に辛くて毎日泣いてました。別れて8ヶ月ぐらい引きずっていました。
でも、一人になるのが怖いから彼氏と別れたくないというわけではありません。彼のこと好きだし、笑顔が好きだし、時間にうるさいけど優しいときは優しかったし、正直、まだ諦めきれません…
校長先生、よりを戻すことばかりを何度も何度も考えてしまいます。
よりを戻せると思いますか…?
それとも、辛くても受けとめて別々の道を歩いた方がいいのでしょうか…
復縁は厳しいだろう相当につらいんだなっていうのはよく伝わってくる。
「ちょっといろいろ考えてるから待ってて」と閉じていたり、怒りっぽかったりしたんだよな、最近の彼。これから君をふる、というのはもう決めていて、傷つけることもよく分かっているから罪悪感があったんだろう。罪悪感、相手に悪いという気持ちがあると、心は閉じるし表情は消えるから。怒りっぽくはならないけれども、罪悪感の反動でピリピリしていて、些細なことで怒ることはある。
そして別れを切り出して「悪いのは俺」と言う。そりゃそうだよな。君に対して申し訳ない気持ちがあるし、「悪いのはお前」とか言ったら、じゃあ改善するからとか言われて面倒なことになる。「悪いのは俺」っていうのは、自分で完結して、もう相手にとって打つ手がない状況にするという意味もあるんだよな。
もう前から決意していた様子で、衝動的なものではない。そして君の意見を聞き入れるつもりもない。それだけ決意が固いということだ。
残念ながら、復縁は厳しいだろう。
できることと言えば、もう離れて、いっぱい泣いて、それから自分を取り戻していくこと。少し落ち着いたら気持ちが変わる、かもしれない。それでもまぁ可能性はもうほとんどないのかなと思うが、このままずるずる引きずって復縁を目指すよりはましだろう。最後にお互いに思い出話をしたとか、そういうのはすごく(復縁のためには)良いことだ。余韻というのは大事で、後で効いてくるからな。
よりを戻すっていうのは、結果でしかない。よりを戻す、ということを意気込んで目指せば目指すほどするすると逃げていくんだよな。なぜなら、二人の関係はどんどん悪化していって、気持ち的ににっちもさっちもいかなくなったから別れたわけで、その続きをやろうとしてもうまくいかないんだ。
この関係が壊れたというのは、いま一旦ナシにして、野球とかサッカーとかでいう自由契約になったようなものだ。もう一度、ゼロから積み上げて、本当に必要な選手だと分からせないといけない。今までのことにこだわっていたら復縁はできないんだよな。
だから、復縁というのは目指すべきものではなくて、自由競争に入って自分がより魅力的になったり気持ちを立て直して、その結果「やっぱりあの人しかいない」とお互いに思えたらできるものだと思っていたほうがいい。あくまで「結果として復縁できた」でなければいけないんだ。前の恋愛の続きをやるような復縁では、いずれ同じことになるだろう。
厳しいことを言うが、彼は君とでは幸せになれないと思った。「この人となら幸せになれそう」と期待を抱かせることができる自分を目指しなさい。彼に限らず、だ。
それともう一つ。涙を拭いて、弱さと戦って、一人で生きようとしなさい。いずれ誰かに甘えてもいいから、自分で自分を幸せに生きさせることをまずは考えなさい。実際に前を向けるか、強くなれるかどうか、だけが大事なわけじゃない。強い女が好かれるわけでもない。けれども、前を向いて、彼に頼らないで自分なりに幸せになるんだという姿勢だけでも持っておくことは大事なんだよな。ただ泣いている人には同情かつけこむ人しか近寄って来ないけれども、前を向こうとする人には共感や憧れ、パートナー候補が寄ってくるから。
まぁ、いまはそういう段階じゃないか。
「男は星の数ほどいる」という言葉に「太陽は一つしかない」と反論した人がいた。でもな、今いる場所から動かないから太陽が一つしかないだけで、自分が前を向いて宇宙に飛び出せば、太陽みたいな星は腐るほどあるんだ。
だから、しばらく泣いたら、前を向きなさい。